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きっと、うまくいく脚本本より:ランチョーの役作りの秘密3 - 2016.04.26 Tue

(すごく今更ですが、追記にネタバレありです。たぶんここを見る方で映画を見てない方はいないと思いますが…。混同を避けるため  ラージクマール・ヒラーニー監督=ラジュー 
映画内の登場人物の役名=ラージューにしています※当ブログだけでのルールです)



—納得して出演にサインをしてから、ランチョーに対してどういうアプローチをしたんですか?


ランチョーは少年っぽくて素直だと感じた。澄んだ心を持っていて、だから何を考え、感じているのかのほとんどが、人にとてもはっきりと見えるんだ。もし僕が実際に20歳だったとしたら、たぶん違うふうに演じたろうね。この年齢だと、半分の年齢の男の子を演じきるには、余計な重荷があった。

何か違うやり方を考える必要がある。自分自身のマンネリズムを制し、若く見える方法を探さなくてはならなかった。
Ghajiniのために鍛え上げていたので、たくさんの筋肉を落とした。
少年っぽく見せるために可能な限り小さく見えるようにした。ブカブカの服を着て。
自分のマンネリズムは内に隠さなければならなかった。もしそうしなければ完全に作り物めいてしまうから。

頭の中でランチョーを動かしてみた時、彼は常に動いている青年だと思った。
彼の脳内は活気に満ちていて、めったにじっとしていないんだ。
頭をかいているか、両足にかわるがわる重心を動かしているか、頭を振っているか。
素早くもある。とてもたくさんのことが頭の中を駆け巡っていて、騒がしいんだ。
それが僕から見たランチョーだ。
そして素直だからこそ、内面で起こっていることが自然に外へ出てくる。

この人物像が、僕がスマートすぎるせりふに取り組むのを助けてくれた。
もし彼が賢すぎ、自信がありすぎ、そして生意気だったなら、困ったちゃんになってしまうだろうと感じた。
ランチョーを好意が持てる人間にするには、観客が彼の純粋さを感じ取れないといけない。



ちょっと「見本」を見せようか(笑顔)
映画の中で最もタフだったシーンの一つは、ジョイの死の後で学長と対決するシーンだ。とても重いせりふが続く。
同じことを感じたとしても、実際に自分が所属する大学の長のところへ行って、聞かれてもいないのにわざわざ怒らせるようなことを伝えるのは、かなり過激な行動だ。
ランチョーの言葉の当てこすりは容赦がない。
どうやったらこんなシーンをうまくやってのけられるんだ?

ラジューと僕はこのポイントでランチョーを酔っぱらわせることも検討したけど、その方法はとらなかった。
一番いい方法は、実際にやったやり方、彼を感情的に興奮しきった状態で演じることだった。
彼は悲しみに打たれすぎて、後先考えずに感じたことを言いに行かずにはいられなかったんだ。

そのシーンで遠慮なくものを言うさまとバランスを取るには、翌朝の学長室でのシーンで、恐れの感情を示すのが唯一の方法だった。彼は学長と対決したり、挑戦を試みているんじゃない―嘆願しているんだ。
僕は学長にたくさんの耳ざわりなことを言うからこそ、傲慢な立ち位置から言ってはいけないんだ。

基本的には、ランチョーは違う態度で演じた。
彼は純粋に正直なんだ。正直であるだけの無垢さを持っている。
怖かったとしても、彼が彼であるためには自分の思いを口にせずにはいられなかったんだ。
スマートなせりふはそのままでも、役者としてはそれが口に馴染むような言い方で、言わなくてはならなかった。

―続く


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● COMMENT ●

陽明さま
今日はこちらにおじゃましてます。
訳してくださってありがとうございました!!
すごい!ランチョーができあがるまでにいろいろあったのですね。見過ごしてしまうような細かいシーン1つ1つにもアーミルさんの細かい心使い、演技力が行き届いている。それで本当に自然な20歳の青年ランチョーが出来上がってるんですね!!
この記事を読んでからまた3idiotを見ました。1つ1つのシーンのランチョーが、アーミルさんの細心の役作りや愛に満ちているような気がして、ますます3idiotが好きになりました。
違和感のなさはアーミルさんの努力や演技力や考察の賜物なのですね・・

>Binduさま
コメントありがとうございます!
最後の第4弾があるのでなるべく早くアップしたいと思っています(と毎回言っているような)
アーミルさんは本当に、キャラクターを誰よりも深く掘って掘って掘り下げて考えているんだなあとわかってとても興味深いです。アーミルさん以外の人が演じていたら、全く違うランチョー、全く違う3 idiotsになっていたかもしれないですね!
ランチョーを完璧すぎて嫌みなキャラになることから救っているのは、やはりアーミルさんが演技で加えた純粋無垢さなんだなあと思います。演技論を通じてよりランチョーというキャラを深く理解できた気がします。


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