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2024-03

GQインタビュー(1/2) - 2016.07.29 Fri

特典クリアファイル付き前売り券発売、ヒラニ監督来日、などで大変PKが盛り上がっていますが、今回はアーミルさんの最新紙媒体インタビューです。

インド版GQ2016年7月号より
新作Dangalの撮影のために20kg以上体重を増やし、そしてまた20kg以上落とし、そこから筋肉を鍛えてビルドアップしまくったアーミルさんのスーパークールな写真がいっぱい載っています。

インタビューで萌えた部分をざっくり抜粋で訳しました。
(地の文がやたら凝っていて長くて読みにくいわりに内容がないので主に本人の言葉のみです)




・警備万全の自分の家の一室でインタビューなのにも関わらず、「入ってもいいですか」とシャイに聞くいい人ぶり
・「たばこ吸っても大丈夫?」と尋ねて、記者にも自分のたばこを分ける(訳注:あれ、前誕生日にタバコやめるって言ってたような…)

・自殺行為にも見える出演作の選び方は?なにか理論でもあるのか?という問いに
「わからない」「人はいつも僕はおかしいと思っていたろう。ラガーンをやったとき、誰もが皆スポーツ物と歴史物はインドでは成功しないと言った。ドーティを着て、ヒンディー語ですらない言葉をしゃべって、3時間42分の長尺で…でも僕は、悲惨なことになるかもしれないけど、とても気に入った、やりたいと言ったんだ」
(結果としてラガーンは2001年の最大級のヒット作の一つ、国家映画賞受賞、アカデミー賞ノミネート作になった)

・「あるとき姉妹が電話で"次の映画はもうサインしたの?"と聞いてきた。家族はいつも僕が働かないことを冗談にするからね。"サインした" "わあ、どんな映画?" "バガット・シンとアーザードの五番めのリメイクだよ"
それはその前の一年ですでに四回も映画化されて、最新のは二ヶ月前に公開、そしてどれも失敗に終わった物語だった。
"冗談でしょ?"と言われたよ。」
(Rang De Basantiは2006年の公開週末興収No.1、数々の主要映画賞を受賞)

・「今は人に"何をやっているかわかってるんだろう"と言われるところへたどりついた」

・(新作Dangalを)「リアルな時系列順に撮影していたら、元通りの体型には戻れなかっただろうね」「97kgで撮影を終えたらやせる理由なんてないからね」

・Satyamev Jayateシーズン3エピソード1には、DangalのモデルとなったレスラーMahavir Phogat氏の娘たち、GeetaさんとBabitaさんが出演していた。父は娘たちのために牛や水牛を売り、引っ越してまでも国のトレーニングに参加させたという。父の課した厳しい訓練と努力の甲斐あって、Geetaさんはインド女性初のコモンウェルス大会レスリング金メダルを獲得した。
アーミルはNitesh Tiwari監督の脚本を読みはじめて10分で「待って、これはGeetaとBabitaとMahavirの物語じゃないか?」と聞いた。「そうです。なぜわかったんですか?」

・「番組のための調査で彼らが辿った道のりはよく知っていた。初期に世間から受けた屈辱も。周囲からは"男子に対抗して女子のレスリングなんかをこの修行場の聖なる村でやるのか?"と言われていた」
「ハリヤーナーはインドでも最も家長による男性支配の強い州の一つで、そんなことは行われたことがなかった。そのなかで娘たちを後押しした信条、勇気を持っている男性がいたことはとても興味深い。勝つか負けるかは関係なく」

・「正直に言って最初はためらった。当時Dhoom:3(チェイス!)とPKをやったばかりで、外見的には最高だった。体脂肪率は9%、実年齢は50歳を越えたにしても演じるキャラクターはだいたい30歳ぐらいだ。だから、太って白髪まじりの、55歳の父になりたいか?これをやるのは60になるまで待った方がいいんじゃないのか?と考えたよ」
「でも監督が家を出て行ってから、脚本が頭から離れなくて。数ヶ月後にもう一度脚本を話しに来てもらった。さらに8ヶ月か1年後くらいに三度目を。そして思った。"くそっ、どうしてもこの話をやりたいんじゃないか"」

・社会活動家ではない、メッセージの有無で作品は選ばない、自分はストーリーテラーだと思っているとくり返し語っているアーミル。「ただ物語を愛することだけが必要なんだ」「物語が自分に語りかけてくることだけが」

<続く>
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● COMMENT ●

陽明さま
訳していただいてありがとうございます~~
ポイント高いインタビューですね。「入っていいですか?」にまずやられました。
Satyamev Jayatiに出ていた人の実話なんですね。アーミルさんがそれほどやりたい物語、ストーリーへの期待が高まります~
え~~97キロで撮影を終えたらあのままだったの??有り得たかもしれないですね。アーミルさん、無頓着なところもあるから、役作りがなかったらこのままでいいやって・・・
そして自分はストーリーテラーだと言ってるところもよかったです。物語重視のアーミリさんのダンガル、楽しみですね。

>Binduさま
コメントありがとうございます!ちょっと遅くなるかもしれませんがまた後日後半も訳したいと思ってます〜。
「入っていいですか」はアーミルさんは素敵なんですが、記者のHey,man(<アーミルさんへの呼びかけ)からはじまる地の文がなんだかきざったらしくて上から目線でちょっとイラッとしたことを告白いたします…w

Dangalを見る前の予習としてSatyamev〜を見なくてはなりませんね!

自分のことをストーリーテラーっていうのはインタビューでも確かによく見ますね〜。
俳優になる前はどちらかというと監督になりたかったって話も聞きますし、読書も大好きだし、本当に物語が好きな人なんだなあと思ってます。


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